諸々の事情により、年末にCentOS7を触る時間が増えました。で何台か作っていると、途中からバージョンが変わっていることに気が付きました。なんといつの間にやらCentOS 7.3がリリースされていたようです。過去にCentOS7系の設定として何回か記事を書いていましたが、今読んでみると、個人的にビックリするくらい使えない内容でした。そんなわけで、新しく初期設定をまとめてみた。
インストールは以下を参考下さい。
www.unknownengineer.net
あくまでも個人的な設定内容なのであしからず。
CentOS7.3(1611)初期設定
インターフェース名の変更
CentOS7系はインターフェースの名称が過去バージョンと違います。個人的に管理し難いので修正します。まずは/etc/default/grubを修正しrebootします。GRUB_CMDLINEに追記します。biosdevnameでeno->ethに、net.ifnamesで命名規則を指定する。どちらも0にすると従来と同様になる。修正後grub2-mkconfigを実行し再起動します。
#vi /etc/default/grub GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto rd.lvm.lv=centos/root rd.lvm.lv=centos/swap rhgb quiet net.ifnames=0 biosdevname=0" #grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg #reboot
再起動後、コマンド"ip a"等でifcfg-ethxになっている事を確認して下さい。
NetworkManagerの停止
いきなりCent7の推奨に反しますが、NetworkManagerを止めます。個人的にNetworkManagerでの管理でも良かったのですが、メリットを全く感じなかったのでやむなく停止しました。
#systemctl stop NetworkManager #systemctl disable NetworkManager
これでほぼほぼ従来通りにネットワーク周りの設定を進められます。
ホスト名変更
6系から場所が変更されました。/etc/hostnameを変更します。
#vi /etc/hostname ***.unknownengineer.net
DNS設定
6系から変更なし。resolve.confを修正します。searchはご自由にどうぞ。
#vi /etc/resolve.conf search unknownengineer.net nameserver *.*.*.* nameserver *.*.*.*
Gatewayとnozeroconfの設定
networkファイルを修正します。サーバ用途の場合zeroconfも無効にしておきます。
#vi /etc/sysconfig/network GATEWAY=*.*.*.* NOZEROCONF=yes
IPアドレスの設定
まずOSインストール時に作られた、インターフェースを移動します。
#cd /etc/sysconfing/network-scripts/ #mkdir -p bak/ #mv ifcfg-eno* bak/
今回はとりあえずインターフェース一つとして設定します。ifcfg-eth0を編集です。
DEVICE="eth0" BOOTPROTO=static IPADDR=*.*.*.* NETMASK=255.255.255.0 ONBOOT=yes
自環境ではこれくらいしか設定していませんが、調整は各自環境でよろしくお願いします。ここでnetworkを再起動します。
#systemctl restart network
ipv6無効化
今のところ使用予定がないので、無効化します。
無効化するとサービスの起動に影響が出たりするので、非推奨です。どうしても無効化したい場合以下を実行して下さい。
# vi /etc/sysctl.d/disable_ipv6.conf net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1 net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1 # sysctl -p /etc/sysctl.d/disable_ipv6.conf net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1 net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
パッケージの導入
これでネットワークに繋がったと思うので、諸々パッケージをインストールします。とりあえず必要なものとして、baseとopen-vm-toolsを導入します。その後カーネルごと最新にアップデートします。
#yum groupinstall base #yum install open-vm-tools #yum update #cat /etc/redha-release CentOS Linux release 7.3.1611 (Core)
localeの変更
自分の環境に合わせて、localeを変更して下さい。
自環境では変更しませんが、例えばCに変更したい場合は、以下手順で変更出来ます。
# localectl status System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8 VC Keymap: jp X11 Layout: jp # localectl set-locale LANG=C # localectl status System Locale: LANG=C VC Keymap: jp X11 Layout: jp
不要サービスの停止(selinux含む)
私の手には余るのでselinux止めます。
# setenforce 0 # vi /etc/sysconfig/selinux SELINUX=disabled (<-disabledに変更します)
後自環境では以下も止めます。
#systemctl disable atd #systemctl disable auditd #systemctl disable kdump #systemctl disable mdmonitor #systemctl disable messagebus #systemctl disable firewalld
再起動
念の為再起動してください。
#reboot
とりあえずこんな環境で作ってみました。systemctlの使い方とかいまいち分かっていないので、年末年始に学習していきたいと思います。